
お茶の時間
以下、チャプターズでご紹介時の推薦文です。
ページ数:160ページ
ジャンル:コミックエッセイ
読みやすさ:★★★
<あらすじ>
ふらっと立ち寄ったカフェの店内で、周囲の人間模様を目にしつつ、自分自身もあれこれと思索にふけった経験はないでしょうか。まったりするからこそ、ふと人生について深く考えることもある。そんな瞬間が見事に切り取られていて、思わず「そうだよね」と頷いてしまいます。喫茶店あるあるやクスッと笑える描き下ろし漫画も満載!
じんわり染みて面白さが後を引く傑作寄り道系コミックエッセイ。
ゆるっと、ふわっと、今日もどこかへお茶しに行こう。
<おすすめポイント>
カフェでの隣の人の会話って、どうしてあんなに気になるのでしょう。自分自身の作業をしながらも聞き耳を立ててしまい、勝手に共感したり、心の中でツッコミを入れてみたり。カフェ作業が好きな方には「あるある」な風景を切り取った楽しいコミックエッセイがこちらです。
日々訪れるカフェで感じた気づきや出会った人についてとても率直に描かれた本作は、優しいタッチで描かれたコミック。どれもほんの2ページで簡潔するストーリーですが、人生の本質的な話が盛り込まれていて奥深いのです。心にじんわり染みて後を引く面白さは、まさにコーヒーの味わいと通じる感覚もありました。推薦者の私(=森本)は、大きないちごのショートケーキをカフェで注文した時の心情に、首がもげるほど共感してしまいました。皆様も好きな作品があれば嬉しいです。
今月は忙しい!いつも本は読み切れるか不安!そんな方はこちら一択、大人気のコミックエッセイストが描くカフェあるある、お仕事中の気分転換やお昼休みにも最適です。
推薦文寄稿:Chapters bookstore 書店主 森本萌乃